PART 2: OBSERVATION HOURS

ここ Part 2 では、受験条件の一つである Observation Hours について話していきたいと思います。
 

アメリカで PT Program に受験をする際、受験者全員にしっかり Physical Therapist という仕事を理解してもらうために、多くの PT Program は受験条件に Observation Hours が含まれています。簡単にいうと、実際の理学療法士さん監督のもと、見学または補助的な仕事を体験するということです。これは過去に、相当な時間と労力を費やし数々の難関を乗り越えて PT Program に入ったものの、勉強してみたら自分のやりたいことではなかった、というケースがあったため、受験する前にPTとしての仕事を理解してもらうのが目的である、と聞いたことがあります。

これは受ける大学によって細かい条件が異なりますが、前でも述べたとおり私は受けた20校全てをカバーするために、これらの条件がありました。

  • 3つの異なる種類の現場で経験を積んでいること (病院、外来、学校、チームなど)
  • それぞれ最低15時間の経験を積むこと
  • 全合計の Observation が200時間以上であること
 

現場の種類はたくさんあり、救急外来、整形外科、小児科、老人ホーム、学校など様々ですが、私は近くのクリニックや学校にボランティアを受け入れているか問い合わせ、受け入れてくれた場所3つ、整形外科、学校、老人ホームの3種類を約70時間ずつこなし、合計210時間で全ての条件をクリアしました。

決まったフォームはありませんでしたが、念のため日付と場所、何時から何時まで Observation を行ったかを記入し、最終日にそのPTの先生にサインをもらっておきました。おそらく学校によってはその証明を提出する場所もあると思います。

しかし、これも所詮最低条件であり、他の受験者はボランティアではなくアルバイトでアシスタントとして働きながらこの Observation Hours をカバーしている人も多く、多い人では1000時間以上を簡単に超えている人もいました。

Observation Hoursに関しては、単純に多い方が受かる確率は上がるようです。