PART 7: 合格から先の手続き


最後に、NYU DPT Programに合格した後の手続きについて、どのようなものだったか紹介していきます。

受験はもちろん真剣でしたが、合格した後の手続きが実はすごい神経のいるプロセスで、何か重要なものを見落とすとそれで合格が取り消されてしまいます。なので、出願と同じくらい気を張って取り組みました。

 

まず合格メールが届くと、その合格を受諾し受験シーズン終了までそのProgramに籍をキープするかどうかの返事をしなければなりません。これをするのにNYUでは、生徒としての自分のアカウントを作り、生徒専用のWebsite上で色々手続きをし、頭金として$750のDepositを振り込んで初めて籍が確約されます。通常 Waitlistに100名近く登録されていて、これらの手続きをせず放置してしまうと、ある程度時間が経った後にその人たちへ入学権利が譲渡されてしまいますので注意です。

文章が英語であるということと、アメリカでのネット手続きを全く信用していない私は、一応 NYU DPTプログラムの受験委員会のようなものに電話をして、自分の席が確保されてるか直接確認しました。

頭金の入金が確認されて、籍が確約されればとりあえず一安心です。オリエンテーションの通知があり、指示に従うだけですが、実はまだまだやることがあります。

 

NYUの場合は、

  • 大学卒業証明書
  • 大学成績証明書
  • 大学指定の項目の予防接種記録
 

がありました。

 

これは聞いた話ですが、全ての書類を提出し終えた後、PTCASに自己申請している成績と正式な書類の成績が異なり、初日に退学になった人も過去にいたそうです。また、指定の予防接種がされていないと授業が受けられなかったりするので、何度もInstructionを読み、それごとにクリニックへ持っていき、医者に見せて必要な予防接種を受けました。ここまでやってきてようやく手に入れた合格、変なミスで取り消しになりたくないので、念には念を、これでもかというほど念を押してやりました。

全体の流れとしては、合格通知が来て頭金を支払ったのが12月あたり、そして最初のオリエンテーションが4/7, 二回目のオリエンテーションが 6/9にあり、その数日後から授業開始です。

 

 

これらが入学準備から合格、そして籍の確約までのプロセスです。
アメリカのPT学校は通常1000名ほどの受験者がいる中、約30名程しか取られません。狭き門ですが、しっかり計画を立ててこなせばできるはずです。体育大出身の私ができたくらいですから。皆やろうと思えばできるんです。問題はやろうと思えるかということです。
本気でアメリカのPTを目指したいと思う人なら、絶対できるはずです!

これらの経験が、将来の学生さんのためになれれば幸いです。