肩甲下筋

 

Subscapularis

肩甲下筋は、4つのローテーターカフ筋のひとつで、肩の安定性と内旋動作において重要な役割を果たします。特に野球、テニス、水泳などのオーバーヘッドスポーツに取り組むアスリートにとって、この筋肉はパフォーマンスの発揮や肩関節の適切な動作を維持するために欠かせません。

肩甲下筋の筋力低下や機能不全は、パフォーマンスの低下だけでなく、肩の怪我のリスクを高める可能性があるため、トレーニングやリハビリにおいても重点的に取り組むべき筋肉のひとつです。

肩甲下筋
肩甲下筋

後脛骨筋

Anatomy

[起始]

  • 肩甲骨前面の肩甲下窩

[停止]

  • 舟状骨粗面
  • 楔状骨
  • 立方骨
  • 踵骨載距突起
  • 第2〜4中足骨底

[作用]

  • 足関節の底屈
  • 内返し

Clinical Relevance

足底アーチとシンスプリント

後脛骨筋は、足の内側縦アーチを支える重要なスタビライザー(安定に貢献する筋肉)です。後脛骨筋の機能不全は、成人の扁平足やアーチコントロール能力の不全につながります。

長母趾屈筋と後脛骨筋のスティフネス(硬度)の増加が、内側脛骨過労性骨膜炎(シンスプリント)の関連を示唆する研究結果もあります。

~ Evidence-Based Exercises ~

EMGを用いた研究によると、肩甲下筋の筋収縮が強く現れたのは以下のトレーニングでした;

    • Shoulder Internal Rotation
    • 90/90 Internal Rotation
    • Lift-Off Test

Shoulder IR

肩の内旋運動

90/90 IR

肩エクササイズ

Lift-Off 

リフトオフ

< Reference >